理想のジュニアサッカークラブをつくろう!

【ジュニつく!】少年サッカーコーチのチーム運営記

新型コロナウイルスの猛威

 

ども! 幹です。
今回は、新型コロナウイルスについて。

 

世界的な蔓延

新型コロナウイルスが世界中で猛威をふるっています。
亡くなられたかたへご冥福をお祈りいたします。
また医療関係者の罹患数が多いようです。リスクが高いなか従事されている方々は我々が想像できないような過酷な状況もあると思います。
敬意を表するとともに感謝いたします。

スポーツ界でもJリーグの延期が決まりました。今後もさまざまなスポーツで対応に追われることになるかと思います。
少年サッカーでも中止になる大会が増えてきています。

 

やめる勇気が必要

うちのチームも今週末の活動を自粛することになりました。試合が予定されていた学年は相手チームに事情を汲んでいただき別の機会に としてもらっています。
ただ大分温度差があります。人によってもチームによっても。

 

うちのチームでも試合は自粛するが練習はどうする?と議論になりました。


「他のチームも自粛していないから大丈夫」
「これくらいのことで自粛って・・・」

いやいや・・・。
国のことや世界のことまで考えろとはいいません。チームの子供たちのことを考えないといけません。
「うちは大丈夫だろう」「他のチームは活動するんでしょ?」という発言はまさに【正常性バイアス】という言葉がピッタリです。

過剰に心配しすぎるのも問題ですが、今回の新型コロナウイルスについては感染されたり亡くなられたかたが多数出ている世界的な問題です。


ここで自粛しないなら、自粛っていつするんだろう?
東京都の少年サッカー連盟やブロックの役員たちは何をしているんだろう。

こういう時こそトップダウンで活動自粛を促すべきです。


連盟が何もしないなら、チームの子どもは自分たちで守らないといけませんね。少年サッカー関係者のみなさまには、ぜひ冷静に正しい判断をしていただきたいと思います。

 

自粛することのリスク

例えば6年生。卒団大会が中止になったら悲しいですね、残り僅かな少年サッカー生活の活動日数が減ってしまうのは本当に残念です。
それ以外の学年も楽しみにしていた試合や練習ができなくなるのは悲しいかも知れません。(中には喜んでいる子もいるかも?)
コーチ陣、保護者も試合や練習などスケジュールの再検討が必要です。

 

でもそれだけでしょ??

 

感染してしまってチームに拡がったらどうするんでしょう?もし亡くなる子が出たら・・・
考えたくありませんが、それに較べると2週間の自粛なんてなんのリスクもないと考えます。

うちのチームは胸を張って自粛します

 

自粛期間何するの?

自粛の間、子どもたちは何をするんでしょうかね。
普段週末はサッカーばかりなので、気になるところです。
そんな中一人の子が、

 

「ディズニーシーに行ける!」

 

と喜んでいました。


おーい!それダメ!!気持ちはわかるけども。

あくまでも自己判断ですが2週間だけ自粛しておいてね。

と自主練用の課題をいくつか渡しておきました (^_-)-☆


今回はこれでおしまいです。
それでは!

卒団大会が増えてくると…

ども! 幹です。
今回は、卒団大会について。

 

もう卒団なんだなと実感します

この時期卒団大会が増えてきます。うちのチームも多くの大会に参加させていただけてとてもうれしく思っています。
と同時に、もう卒団してしまうんだなと感じます。うれしい気持ちと寂しい気持ちが半々といったところです。
さて、この卒団大会にどういう気持ちで臨むのか、いろいろと意見が分かれるところです。

 

良い結果は欲しいよね?

どの大会・試合も同じですが、とにかく勝利を目指して戦うことはスポーツの原則だと考えています。
指導者も子どもも勝利のために何ができるかを考え勝利に向かって力を尽くすことで初めて責任感や成長します。
「負けてもいいよ」なんていう姿勢で試合に臨むことほど意味のないものはありません。

という前提ではありますが、チームとして一つ考えないといけないことがあります。
それは「全員出場」 にこだわるか、「実力優先」に徹するかです。

私は、その日一度も試合に出ない、という采配は絶対にしません。
練習試合や招待を受けた大会などは時間の差はあれ全員に出場してもらいます。
(もちろん怪我などの特別な事情は別です)
U-12のトーナメントなどの大事な試合でも、試合状況によって積極的に選手交代をします。
出場時間を均等にというのは難しいですが、「5分しか出なかった」みたいなことが無いよう、できるだけ出場時間が増えるよう配慮しているつもりです。

ただし、これにはチーム内からの批判も多いです。
勝てる試合を逃すこともしばしばあるからです。

 

サッカーとして勝利を目指すのは当然のことですが、それには大前提があります。
育成を犠牲にしてまで勝利を目指すことをしないことです。
選手は育成年代、それも小学生です。
小学生で試合に出られなくて上手くなりますか?
試合に出られない子が中学生になってサッカーを続けたいと思いますか?

子どもたちの中でも選手の起用について不満に思う子がいます。
中には、メンバーを見て「これじゃ勝てないよ」と諦めの気持ちがプレーに出てしまう子もいます。その度に、

「与えられた条件の中で勝利を目指すこと。それができないなら試合に出る資格はないよ」
と伝えます。
子どもたちの気持ちも十分わかるんです。それでも選手全員の成長を諦めてはいけないと考えています。
そして、このやりとりを繰り返すことで理解をしてくれる子も増えてきます。
自らコーチングや選手のサポートなどに気を配れるようになってくる子もいます。

 

勝たなくたっていい?優勝で締めくくりたい?

さて問題は保護者です。
私の耳に聞こえることは少ないのですが、いろいろと意見があるようです。

先日の卒団大会の際も、一学年下のエースを呼ばないのか?と不満に思った方もいたようです。
優勝したい気持ちはわかります。私だってできれば優勝させてあげたい。
でもそれは育成を犠牲にしない条件つきです。

 

逆に勝たなくたって自分の子が試合に沢山出て欲しい、という方もいるようです。
その気持ちも痛いほどわかります。
試合に出られるのは8人。選手が9人以上居れば必ずベンチスタートの子はでます。
でもチャンスはあります。そのチャンスをものにするために努力することが成長につながります。
一つ言えるのはスタメンだけでなく全員で戦っている、ってことです。
聞こえがいいかも知れませんが、
この学年は(少なくとも子供たちは)その気持ちでいてくれるようになりました。
それは私が采配する時は、必ず試合に出場させるからです。
そのためにいつでも試合に出る準備をして、活躍してやろうという気持ちでいてくれます。

最後までやりきること

指導者、保護者を含めた大人は、育成の上に勝利がついてくることを忘れてはいけません。
子どもたちには勝利のために全力を尽くす気持ちを持ってもらう必要があります。
育成を理由に勝利を目指さないのも、大人が勝ちにこだわりすぎて育成を犠牲にするのもいけません。

残り2回の卒団大会は、子どもたちが「やりきった!」と思えるように全力を尽くしたいと思います。


今回はこれでおしまいです。
それでは!

走れない学年みっけ

ども! 幹です。
今回は、走れない学年について です。

 

こんな走れなかったっけ?

先々週、たまたま4年生の練習を担当させてもらう機会がありました。
この学年の練習は初めてだったのですが、あまりにも走れなくてビックリしました。

私が行ったトレーニングメニューは以下のとおりです。

①アップ【15分】
ボールタッチ中心
 →半数以上が4年生レベルとは言えません

②パス練習【20分】
プルアウェイを入れながら数種類
 →止める、蹴るから怪しい。プルアウェイやオフザボールは皆無

③ロンド【20分】
4vs2。
 →まともに繋がらず。当然顔なんて上がってません。

④ゲーム【60分】
6vs6 を10分×4本
 →3本目からバテバテの子が数人。
  「ラスト1本やるよ!」と言ったら、「えー、まだやるの?」と・・・

 

終わった後、こんなに疲れたの初めて~ という子が (^^;
こんなに体力が無いもんかなー。今の6年生が4年生のころと較べても凄く差がある気がします。

でも「今日は楽しかったー!」とみんなが言ってくれていたので練習がつまらなかった訳ではなさそうです。

 

練習内容に問題ありかも

気になったので翌週の土曜日にこっそり観察させてもらいました。

問題は大きく3つ。

1.待ち時間が長すぎる
並んで行列ができてしまってます。
2つに分けたり、もっと手際よくさばいていけばいいんですが、だらだらして見えます。
この待ち時間が長いって致命的です。30分の練習でも子ども個々では5-6分しか動いてません。
これじゃ体力がつかないのは納得です。

 

2.一つの練習に時間をかけすぎる
余りにも長すぎて子どもが飽きてだらだらやってます。
絶対楽しくないよね。楽しくない時間が長いのは耐えられないよね。
これじゃあ上手くなるわけありません。
集中していれば多少長くても良いのですが、子どもの表情などを見ながら時には違う練習に切り替えることも必要です。

 

3.コーチの声かけに問題あり
練習に集中させるための適切な声かけができていません。
怒鳴れと言っている訳じゃないんです。厳しい言い方じゃなくてもピリッとさせることはできますよね。
誰がやっても子どもが集中していない時はあります。そこを見つけて個別に声をかけることで少しは効果があります。
私の場合、こういう時は自分自身がものすごく集中します。まさにゾーンに入る感じでしょうか (^^;
グラウンド内の全てを見て全員に個別に声をかけます。常に喋っている感じになりますのでオーバーコーチング気味かも。いつもこれだと問題です推奨しません。
あくまでも集中していない子たちを引き戻すための手段です。

 

練習後にこの内容を伝えたところ、担当コーチが

「明日(日曜日)考えてやってみます」とのこと。


期待してます!

 

間違った方向性に…

日曜日は雨模様でしたが、小雨がパラパラ程度で気温も高かったので短縮時間で練習しました。

4年生の練習を見ていたら、12分間走を始めました。
担当コーチに理由を聞いたところ
「体力が無いということだったので」
とのこと。

今日はほとんどランニングメニューだそうです。


うーん。そうなんだけど技術も足りないからボールを使った練習もしないとダメじゃない?
ボール使いながら自然と走る練習沢山あるでしょ?
という話をしたところ、12分間走は1本で切り上げました。

見てないとアブないですね。しばらく注視しておきます。

とはいえ、その後は声かけに気を付けてくれていたので前日よりは大分良いトレーニングになったと思います。


コーチ自体も真面目で素直なので、すぐに改善してくれました。こういう風にすぐに切り替えてくれると助かります。

このコーチと4年生のこれからの成長に期待です!

 

でもしばらくは気を抜けないけど。。。


今回はこれでおしまいです。
それでは!