理想のジュニアサッカークラブをつくろう!

【ジュニつく!】少年サッカーコーチのチーム運営記

オーバーコーチングとノーコーチング

ども! 幹です。
今回は、オーバーコーチングとノーコーチングです。
どちらも指導者講習などで耳にしますよね。

 

それぞれの意味は?

◯オーバーコーチン

オーバーコーチングを一言でいうと「過度な指導」でしょうか。
選手に指示を出しすぎて自由な発想や判断を奪ってしまうことを指します。
試合中にポジションを指示しすぎたり、子どもの失敗の前に先回りして正しい(とコーチが思っている)選択をさせてしまいます。
親の立場ならそうしてしまう気持ちはわかりますよね。ただコーチがこれをやってしまうと問題があります。
基本コーチと選手という関係性があるので、コーチに意見できる選手はあまりいません。そうなると優先順位の最上位が、コーチの顔色を窺いながら正解を探す作業になってしまいます。
コーチも子供たちの間違いを探すことがメインになります。
あまりにひどいとピッチで動けなくなってしまう子がでてきます。最悪ですよね。

 

◯ノーコーチン
オーバーコーチングとは逆に、指導をしないことを指すのですがちょっとイメージ付きにくいかもしれません。
私が考えるノーコーチングは以下の2とおりです。

  • 「自分で判断」という言葉で全てをすます。
    何がセオリーかなどの指導もなく選手に任せっきりにしてしまう。「当然わかっているよね?」とか「当たり前のことは当たり前にしろ」というスタンスなので選手は正解が分からない。
    「どうしたらいい?自分で考えてみて」と言うわりに、コーチの判断と違った場合に「その判断は違う」などと否定する。

  • 特定の選手だけに手厚く指導しそれ以外の子への指導はおざなり
    これはえこひいきってやつですね。コーチの前に大人として失格です。

改善は難しい

こういう方がチームの中で中心的な存在になってしまうと、改善するのが難しいんです。
誰も意見ができない状態になってしまいやりたい放題。しかも本人は正しいことをしているつもりでいます。
他のコーチが選手をフォローして上がられればまだマシですが、影響されてしまうとさらに深刻な事態になります。

 

コーチ間で意見を言い合える環境を維持することが大切ですが、難しいですか?
でも大事な子どもたちが苦しんでしまうわけです。言いにくいかもしれませんが戦う大義名分はあなたにあります!
って誰をあおっているのかわかりませんが、私はいつもそのつもりで取り組んでいます。

 

うちのチームは大丈夫かな・・・?

ちなみにうちのチームの子供たちは私に平気で意見してきます。
その都度、こういう意図だよ、と説明しますが結構大変です。でもこの関係性は理想に近いかもなと思っています。

子どもたちの話を聞いて、なるほどなと思うこともよくあります。
ピッチの中の子供たちにしかわからないこともあるので、セオリーはセオリーとして指導しますが、その場の状況判断は尊重したいと思います。


コーチも子供たちから学べるなんて幸せですね。気が抜けないけど・・・。

 

今回はこれでおしまいです。
それでは!